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葉酸で動脈硬化を予防する

葉酸は元気な赤ちゃんを生むために必要な栄養素というイメージがあるために女性が摂取するものと思っている方は多いですが、女性だけでなく男性にも積極的にとってもらいたい栄養素の一つであることがわかっています。それは葉酸を積極的に摂取することで、怖い病気を引き起こす原因である動脈硬化を予防することができるからです。

動脈硬化とは、その名前の通り動脈が硬くなることを意味しています。
動脈は血液を心臓に運ぶ大事な役割があり、本来であれば強さと弾力がありますから破れたり詰まることはありません。
しかし動脈硬化が進んで弾力があったはずの動脈が硬くなってしまうと、血流が悪くなり、心筋梗塞や脳卒中などの怖い病気を引き起こす恐れが出てきます。

動脈を硬くするもとにあるのが、人が生きていくために欠かせない必須アミノ酸の一つであるメチオニンです。
摂取されたメチオニンはホモシステインに変化し、その後はまたメチオニンに戻るか、皮膚の代謝に働きかけるシステインに変化します。
しかし、代謝がうまく働かない状態にあるホモシステインは、そのままのかたちで体に蓄積します。
ホムシステインは血管を狭めたり血液の流れを悪くする悪玉成分ですから、蓄積してしまうと体は動脈硬化を起こす危険が生じます。

そんな体に悪さをするホモシステインに働きかけるのが葉酸です。
葉酸はホモシステインの量を下げる働きがありますから、葉酸の血中濃度が高くなれば体に蓄積されたホモシステインも少なくなっていきます。
そうすれば血液の流れが悪くなることはなくなり、動脈硬化の危険から人は守られます。

動脈硬化は自覚症状が少ないために気が付いたらひどくなっていることもある非常に怖い病気です。
日本人の死因の中で2番目の心疾患と3番目の脳血管疾患はいずれも動脈硬化が進んだ結果に引き起こされる病気です。
いつまでも健康と長生きするためには血管を守りましょう。
そのためには葉酸を積極的に摂取するようにしてください。